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【当院からのメッセージ】
インプラントの成功率は残念ながら100%ではありません。どのような原因で失敗が起こるのか、把握する必要があります。失敗があるということはリスクがあるということです。インプラントのデメリットにも冷静な目を向けることが大切です。
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国民生活センター発表の「歯科インプラント治療に係る問題」を掲載しました。
「インプラントトラブル・失敗・被害に合わないための歯医者選び・見分け方」を一緒に考えていきましょう。


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「歯科インプラント治療に係る問題」
-身体的トラブルを中心に-

独立行政法人国民生活センター発表
(報道発表資料:平成23年12月22日)

1.歯科インプラント治療について

歯や口腔は、摂食咀嚼嚥下や発音、表情づくりなど、人が生きていく上で大きな役割を果たしている器官であり、口腔の健康は全身の健康にも影響を及ぼすと言われている(注1)。
歯科インプラント治療とは、歯がなくなったところの骨に人工物を埋め込み、その上に人工の歯を作る治療法である。診療費用を全額自己負担する自由診療であるが、残存歯への負担や侵襲がより少なく、審美的な回復も可能である等の利点(注2)から、歯が欠損した場合に生活の質(Quality of life:QOL)を向上させることができる有効な治療法である。平成16年国民健康・栄養調査結果によると、歯が抜けたところの治療法としてインプラントを装着している人の割合は10.2%にのぼっており、平成20年医療施設(静態・動態)調査結果によると、全国の歯科医療機関の21.5%(14,580施設)でインプラント治療が行われている。
一方、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)(注3)には、歯科インプラント治療により危害*を受けたという相談が2006年度以降の約5年間で343件寄せられており、増加傾向にある(注4)。これらの相談の中で、痛みや腫れ等の身体症状が継続した期間について記載があった204件のうち、1カ月を超えて身体症状が継続したという相談が154件(75.5%)であり、そのうち64件(41.6%)は1年を超えて身体症状が継続したという相談であった。また、危害を受けたという相談の82.5%(283件)は相談受付時に身体症状が継続しているものであった。身体症状の内容は、歯や口腔の痛み、腫れ、痺れや噛み合わせの問題などさまざまであったが、口唇や歯茎に麻痺が残った、痛みが取れず夜も眠れない、食べ物を噛めず体調を崩したなど、治療上生じた問題によって日常生活にまで影響が及んでいるという相談が目立った。
そこで、歯科インプラント治療により危害を受けたという相談情報を分析し、消費者に対し情報提供するとともに、消費者トラブルの未然防止・再発防止のため、関係機関への要望及び情報提供を行うこととした。

*国民生活センターでは、全国の消費生活センターに寄せられた相談のうち、
 商品・サービスや設備等によりけがをしたり体調不良や身体的トラブルを申し出た事例を「危害」と分類している。
(注1)平成18年12月、厚生労働省医政局歯科保健課
    「今後の歯科保健医療と歯科医師の資質向上等に関する検討会中間報告書」
(注2)春日井昇平:インプラント治療における問題を考える. 日本歯科評論 71(10):27-34,2011
(注3)PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)とは、
    国民生活センターと全国の消費生活センターをオンラインネットワークで結び、
    消費生活に関する情報を蓄積しているデータベースのことである。
(注4)2006年度以降2011年11月15日までの登録分。




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